千葉県教育委員会は理社の出題意図で「バランスよく出題」と述べていました。
そうしたときに歴史の出題で違和感がありました。
①近現代歴史は「世界恐慌~第二次世界大戦」に出題が集中したこと
②古代・中世史では「生活・文化史」の出題が多かったこと
社会の場合、地歴公民でバランスよく出しているだけとみれば、歴史ではバランスが要求されていないともみれます。
しかし、もし前期・後期バランスも考えて問題を作ったとすれば、後期の出題でバランスをとろうと前期の逆の出題もありうるんじゃないか。
そんなことを考えて今年の後期入試にむけた最終追い込みの歴史学習を考えてみます。
近現代史(幕末以降)はここに注意!
まず、近現代の歴史。
前期出題の多かった「世界恐慌~第二次世界大戦」を除いたところがまず要注意です。
そのなかでも頻出で出題の少なかった明治時代。
「日本の近代化~日露戦争」あたりの歴史が前期で出されていないので、ここは復習しておきたいですね。
教科書を見なくても全て説明できるくらいまで仕上げたいです。教科書の図や資料なども全てチェックして下さい。
あとは「戦後の民主化政策」や「戦後日本が結んだ条約」「冷戦関連(朝鮮戦争、ベトナム戦争、ベルリンの壁、ソ連解体など)」も過去によく出されているので要チェックです。
演習問題を挙げておきますね。
【演習問題】
古代中世史(江戸までの歴史)
次に、古代・中世の歴史。
前期出されていなくて、ほぼ毎年出されている「平安時代」が怪しいです。
あとは江戸時代の政治です。前期では江戸時代が生活・文化寄りの出題でした(教育と芸術)。
後期は通常通り、政治絡みの出題になるんじゃないでしょうか。鎖国や江戸の改革などの江戸時代の政治をしっかり押さえて下さい。
練習用問題を挙げておきます。