パズルなどで適性がありそうだと判断できても、小学校で習う単元の算数はしっかりできていないと過去問はできません。とくに割合はできないと資料を読み取るような問題で苦戦してしまいます。
まずは5・6年生のひとりで学べる算数
独学の場合、ひとりで学べる算数の5・6年生がオススメです。
単純な公式の暗記ではなくて、どうしてそうなるのかまで深く算数を学ぶことができます。
お家の方もサポートしてあげる場合に、どうやって算数を教えればいいかわからないと困ってしまうこともあると思います。しかし、これを使えば教え方で悩むことはないでしょう。
この教材は、とにかく説明が多いのが特徴です。それらの文章を読み込むことで、読解の練習にもなります。公立中高一貫校の入試問題は「問題文が長い」のが特徴です。
説明を読んで必要な答えを書き込んでいくという作業は、問題文の長い入試問題を解くうえでも友好です。とくに5年生、6年生は割合など文章題を中心に図形問題など重要なテーマが満載なので、この2冊は早いうちにやり終えて下さい。
小学算数では「田の字表」を使いこなせ!
ひとりで学べる算数では、多くの文章題で「田の字表」を使って解いていきます。とはいえ、この「田の字表」は、かなりやり込まないと使いこなせません。
なのでオススメは、この「田の字表」を極めるために次の1冊をやってみることです。
この教材は「田の字表」に特化したトレーニングを積むことができる教材です。この教材では「4マス関係表」となっていますが、「田の字表」の計算処理に特化したトレーニングを積むことができますよ。
4マス関係(田の字)を極めよう!
中学理科でも使える方法です!
もう少し文章題などに強くなるには
基本的な文章題の処理は素早く行いたいですね。そこでもっと練習しておきましょう。
オススメはパズルでも紹介した宮本算数教室の教材です。
文章題に対して思考錯誤するトレーニングができます。
問題数は少ないですけど、いろいろな角度から解法が示されます。
公立中高一貫校で必要とされる規則性の問題が多いのでベストな教材だと思います。
しかも対話形式の解説なので小学生にも読みやすく作られていますよ。
丁寧な解説、対話式で読みやすい!
宮本算数教室の教材では「速さ」の教材も出ています。これも公式の丸暗記としないで、速さ問題の本質に迫る教材でよくできていると思います。
てんびん図、正方形の組合せで算数的思考力を養成!
てんびん
てんびんを使って
正方形の組合せ
規則性、さいころ、覆面算で算数的思考力を養成!
規則性
さいころ
覆面算
和と差を使って、魔法陣、図形の重なった部分で算数トレーニング
和と差を使って
魔法陣
図形の重なった部分
公立中高一貫校の場合、私立中学の入試とは違う算数の難しさがあります。特殊な文章題を知らなくても解けるんですけど、公立小学校で習う算数の本質から理解しておいた方がいいです。
特に速さ、割合、規則性などは、これらの教材を使って完全マスターしたいですね。