子どもへの伝え方を考える②

子どもへの伝え方を考える①の続き

 

助けて、協力してという伝え方をいきなり誰かにされたときに、あなたは手を差し伸べることはできますか。

 

Iメッセージの重要なところは、いきなり「助けて」「協力して」というメッセージをしないというところです。

 

なぜなら、普段から関係性が良好になっていなければ、相手が助けてと言ってきても、「ざまぁみろ」と思われてしまうからです。

 

ではどうすればいいか。

 

それは普段から「感謝のIメッセージ」を伝えておくことです。

 

「ありがとう!」「助かったわ!」などのメッセージを普段のコミュニケーションに取り入れておくのです。

 

こういうことをいうと、「子どもがつけあがる」「調子に乗る」と考えてしまう人もいるかもしれませんね。

 

 

 

人はどうしても欠けている方が気になってしまうんですね。

 

でも本当は、その子にはいいところがたくさんあるはずなんですけれども。

 

だから1mmでもいいところが増えたら「嬉しい」「ありがとう」と伝えましょう。そうやって関係を築いていくと、大事な場面でのIメッセージが通りやすくなります。

このようにIメッセージに変換していくようになると、徐々に子どもは考えて行動できるようになってきます。

 

ところで、Iメッセージに変換するようになると、嘘のIメッセージもわかるようになってきます。

 

例えば前述のスマホの例であれば、言うことを聞いてスマホの動画をやめてくれて、ドラマに集中できるような環境が整ったのにも関わらず、なぜかイライラがなくなりません。これはどうしてでしょうか。

 

それは「スマホをやめさせて勉強させたい」という本音が潜んでいたからなんですね。

 

このようにIメッセージに変換すると、別の本音も見え隠れしてきます。

 

気を付けたいのは、「価値観に関するもの」についてはIメッセージに変換してもうまくいかないことが多いことです。

 

例えば、子どもが髪を染めたとしましょう。

 

事実:髪を染めた

影響:近所の人に変に思われる

感情:私がモヤモヤする

 

だからやめてくれないかという風なメッセージになりますね。

 

しかし、これは価値観に関する問題なので、子どもに想いは伝わりません。

 

実は「勉強して、良い大学に入って、大企業に就職して」みたいな考えも価値観に関することなんですね。

 

そういう価値観の押し付けで勉強させるのは非常に難しくなっています。

 

前述しましたけど、立場や権力を使って勉強させることはできますけど、長続きはしません。子どもが力を付けたときに言うことを聞かなくなって落ちこぼれてしまうことだってあるのです。

 

 

では価値観の問題については、どうやって子どもに伝えていけばいいのでしょうか。

 

それは、自分が人生を楽しんでいて魅力溢れる姿を子どもに見せることです。

 

だってそうでしょう。

 

例えば、勉強して、良い大学に入って、大企業に入っていたとしても、子どもの前でため息ついて、つまらそうに生きている大人になりたいと思いますか?

 

子どもは、「あぁ勉強して行った先はこういう状態になるのか」と感じますよね。

 

つまり価値観の問題についても子どもに影響を与えたければ、直接的なメッセージで伝えるのではなくて、メタメッセージで伝えていくことになります。

 

勉強させたければ、勉強して行った先はこんなに楽しい人生なんだよと背中で教えていくんです。これは非常に難しいかもしれませんけど、これが一番子どもに伝わるんです。お父さんやお母さんみたいになりたいと思わせられるかどうかですね。

 

子どもはほんとよく見てますよ。

伝え方まとめ

★Iメッセージで伝える

事実、影響、素直な感情で伝え、助けて、協力してという伝え方にする

★普段から感謝のIメッセージを伝えておくと、助けて、協力してほしいというIメッセージが通りやすい

欠けているところに注目しない。良いところを見つけて感謝のIメッセージを送り続ける。

★価値観に関することはIメッセージでも伝わらない

お父さん、お母さんのようになりたい!と思わせるような魅力的な大人かどうかがポイント。お父さんお母さんも自分の人生を楽しんで。

スポンサーリンク
スポンサーリンク