子ども向けの心理テスト

今回は心理テストのお話です。

 

たくさんの質問に答えて性格などを診断していくテストがあるのですが、これを子どもにやらせるのはちょっと難しい気がします。

 

質問の意味がわかるかどうかという問題もありますし、適当に答えてしまったりすることが起きうるからです。

 

子どもの場合、絵や写真を見せて感じたことを答えてもらったり、絵を書いてもらったりする方がいいかもしれません。

 

まずは、絵や写真を見せてどう感じるかのテストを紹介します。

 

次のような絵を見てどういう状況だと感じるのかを答えてもらいます。

絵や写真をみてどう感じるかで子どもの精神状態を分析する

絵からの感じ方によって、そのときの心理状況が反映されやすいということみたいです。

 

不満や怒りああれば、それらの絵はそのような見え方をするというのです。

 

次のような1コマの会話文を埋めるようなテストもあります。

参照:PFスタディ

 

会話文を埋めるテストは、まるで千葉県の高校入試の英作問題みたいですね。

 

2016年千葉県前期選抜 問6より(東京新聞より)

 

テストするぞって心理テスト専用の絵を見せる必要はないと思います。

 

子どもが目にしている絵や写真などで、どのように子どもが感じているのかを普段からよく観察するようにしてみてください。

 

攻撃的に捉えているのであれば、何か不満があってイライラしていると考えて、その不満をどう解消できるかを一緒に考えてあげてください。

 

 

次のテストは、子どもに絵を書いてもらうテストです。

 

特に木を書かせるテストが興味深かったです。バウムテストと呼ばれています。

バウムテスト

木は自分自身を表し、木のパーツの書き方に精神状態が反映されるという心理テストです。

 

順にパートごとに解説していきます。

 

【木が生えている地面の書き方】は、親子など身近な人との関係性を表します

●フラットな地面・・・良好

●ガタガタな地面・・・安定していない

●丘の上に木を書いた・・・リーダーになっている。あるいはリーダーになりたい。

●草を書いた・・・癒されたい、癒されている

●地面を書かなかった・・・身近な人の存在を当然と思っている。感謝が足りていない状態。(10歳以下の子どもは親がいて当然と思っているので地面を書かない傾向が多いです)

 

 

【基部の書き方(根っこの部分)】

生命力を表している部分です。書いた人のエネルギーが表れます。

生命力がなくて欲しい場合にも、根っこをしっかり描く傾向があります。

 

【幹の書き方】

木の中心になる部分です。自分のアイデンティティが表れる部分です。自分の存在がしっかりとある状態であると太く書く傾向があります。自分を知りたい場合にも太く書く傾向もあるので、そこの見極めが必要です。

 

ただ、子どもが幹が細い木を書いた場合には、親御さんが口を出しすぎている可能性が高くなります。自分でできることでも、保護者が先に回ってやってしまって、存在感を感じられなくなっている可能性もあるので注意してください。

 

反対に、幹があまりにも太すぎる場合(腕の太さよりも太い)には、「オレがオレが」と自己主張が強くなりすぎている可能性があります。

 

 

【葉の書き方】

気分や感情の動きが表れる部分です。自己が表現され、他人との関わりも表れてきます。

 

●1枚1枚葉っぱを書いた・・・承認欲求が強く、完璧主義

●針葉樹・・・クリスマスツリーのような木を書いた場合です。個性的で論理的な人が書く傾向があります。

●広葉樹・・・協調性を大事にする人が書く傾向があります

●木に実を書いた・・・夢や目標を持っている状態です。

●緑色で書いた・・・安定した状態です

●変な色で書いた場合・・・なぜその色を使ったのかたずねてみると無意識の心理状態がわかるようです。

 

【枝の書き方】

枝はアンテナを表し、情報を吸収したいという欲求を表しています。

 

●枝を書かなかった場合・・・自分のことをわかりたい状態です

●枝と実がくっついている・・・夢や目標に向かって動き出している状態です

●枝と実がくっついていない・・・夢や目標が漠然としている状態のまま

●明らかに枝が切れている場合(人工的な切られ方)・・・外圧で諦めてしまって欲求不満の可能性があります

●自然な枝の切れ方・・・災害などやむを得ずに諦めてしまっている

●変な位置から枝が出ている・・・話を聞いていない性格。頑固な性格です。

●枝を書かなかった(10歳以下の人に多い)・・・気分や感情で判断する傾向があるので冷静になるとよい

 

【木をどこに書いたか】

●右側に書いた・・・外に向けて活動が活発になっている

●左側に書いた・・・悩み事などで引きこもっている傾向があります

●上の方に書いた・・・意識的に描いた

 

●下の方に書いた・・・無意識的に描いた

 

●太陽を書いた・・・影がどっちにできたかで上下左右を判断

 

例:子どもが太陽を右に書いて、木の影が左にできているときは、学校に行っていてもあまり行きたくない状況が起きている可能性があるので、学校の様子などを聞いてあげてください。引きこもりの子が太陽を左に書いたときには、少しずつ外に興味を持ち出している状態です。

 

 

【その他】

●複数木を書いた・・・ライバル・チーム・家族を表している。中心の木が自分。

●2本の木を書いた・・・右が人に見せている自分の姿。左が人に見せていない自分の姿。

●雄大な木を書いた・・・頭でっかちになっている可能性あり。夢見ている状態。

●漫画のような木を書いた・・・さびしい気持ち

●木の周りを鳥などで飾り立てた・・・チヤホヤされたい願望

●木に節目・・・幼い頃のショック体験(ケガ、離婚体験など)

●用紙に収まりきらない・・・現状に満足していない

●B4の横向き用紙のときにタテに書いた・・・環境を変えたい

このように木を描くとそこから様々なことが読み取ることができるので、言葉にできない想いを読み取ってみてもいいと思います。

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