帰る場所(家)が安定していることがチャレンジ精神を支える

心理学で人間の成長の発達段階について学びました。

 

人間の性格は、環境によって大きく変化するようです。

 

その変化が成長段階によって起きていくんですね。

 

受験期にも応用できそうなところがいくつかあったので、それについて書いてみたいと思います。

 

 

 

 

まず生まれてから訪れる「乳児期」の段階です。

 

この時期には、無条件で親の愛情を受ける時期です。

 

この時期の猿を使って、スキンシップを十分に与えた場合と、与えなかった場合とでどう違うのかを実験したんですね。

 

スキンシップをして育てたサルと、餌だけ与えたサルがいるそれぞれの部屋にヘビのオモチャを投げ込んだんですね。つまり敵を入れたときの反応をみたんですね。

 

そうしたら、スキンシップを与えていた方は、親の元に逃げただけではなくて、そのヘビのことを知ろうとしたんですね。つまり敵を知ろうとする余裕さえあったのです。恐怖を好奇心に変えてしまったわけです。

 

 

 

 

これを今の受験期に応用するなら、家族というベースキャンプがしっかりしていると、それだけ何かにチャレンジしやすいのではないかということも言えそうです。

 

帰る場所が不安定だと、何かにチャレンジしている場合ではありません。

 

もし失敗したら二重に辛い目に会うからです。

 

失敗したときでも温かく迎えてくれる、つまり生まれたときのように無条件に愛してくれる家族がいるから、好奇心をもってチャレンジできるのではないでしょうか。

 

 

もし家族のトラブルで家庭が不安定になっている場合には、できることならばそのトラブルを解消して受験勉強に専念できる環境を作ってあげて下さい。

 

 

 

 

できるだけ環境の良い塾に通わせたり、教材を準備して最適の環境を作ることに、力を注ぎがちですが、実際には失敗しても安心して帰る場所があるから頑張れるという風に視点を変えて欲しいと思います。

 

 

まとめ

●帰る場所である家庭が安定しているとチャレンジしようという気持ちが出てくる

●失敗しそうで怖いという気持ちを好奇心に変えることができるのは、帰る場所が安定しているから

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